駒ヶ根観光協会 フェイスブック講座
2012年に国内でもユーザーが一気に増えたフェイスブック。
都市部に少し遅れて、地方でもソーシャルに対する関心が高まって来ていますし
実際に成果につながっている事例も増えて来ました。
私がフェイスブックを始めたのは、2010年4月30日。当時は、アメブロとツイッター花盛り!
「フェイスブック?ナニソレ」みたいな社会状況の中での登録でした。
何をどうやって使い、その結果どうなるのか?私自身も、国内のコンサルさんもマダ手探りの状況だったと記憶しています。
あれから約3年、ネットにおけるフェイスブック及びソーサシャルメディアの状況はガラリと変わっています。
ブログやツイッターをやっていなかった友人や、同年代の知り合いなどもフェイスブックをはじめたり
「尾沢さん、フェイスブックは実名制のハードルが高くて日本には馴染みませんよ」なんて助言をくださったコンサルさんが「フェイスブック講座」をガンガン開催していたりします(ある意味流石です)
「実践していて、キチンとお話できる方にお願いしたい」
今回の講座を開催してくださったのは、駒ヶ根観光協会さん。駒ケ岳、光善寺、中央アルプスロープウェイを有する長野県内有数の観光地を牽引している協会さんです。
当然、影響力もありますので、東京などからバリバリの講師を招かれるのが一般的に思えるのですが、担当してくださった奈良さんから
「実践していて、リアルなお話がキチンとできる方にお願いしたいんです。」とオファーをいただき、尾沢がお話させていただく事になりました。
ソーシャルで集客なんてできるの?
奈良さんの「実践していて、リアルなお話」の言葉込められた意味は、地方で営業している店舗、ホテル、旅館、中小企業の皆さんが
「ソーシャルメディアで集客できるなんて信じられない」という感覚を拭えてない。という現状が見えていた。に他なりません。
それもあって、自分で店舗を運営しながら実際にソーシャルを活用し、講師実績もある私にお声をかけてくださいました。
その強い思いもあって、今回の講座自体の集客は、ソーシャル関連の告知をメインにして、チラシや新聞、フリーペーパーへの告知はほとんど行わず(関係機関への会報を除く)当日をむかえました。
結果は定員オーバーでの開催!
講座当日、蓋を開けてみれば午前・午後の講座は満席+当日参加の方もいらして定員50名をオーバーしての講座となりました。
この日、駒ヶ根は1日雪の天候でしたが、今年度から一般にもオープンな形での会場提供を開始した駒ヶ根ビジターセンターの会議室は熱気にあふれていました。
正直、不安もあった?
「正直、ソーシャルだけの集客は不安もあったんですよ(笑)」
「もっと告知してくれないと、せっかくの講座がもったいないじゃない!」というようなご意見も寄せられましたし・・・
でも、今回はこのスタイルで開催して『正解』でした。
奈良さんは講座の後にそんな本音も聞かせてくださいました。
こうして、地域の観光の先頭に立って引っ張っていくリーダーが、ソーシャルへの可能性を理解して、今後も実践して行く事こそ、地方の活力アップにつながる一番の事例です。
駒ヶ根観光協会 公式HP
http://www.kankou-komagane.com/index.php
駒ヶ根観光協会 フェイスブックページ
新聞記事でもご紹介いただきました。
今回の講座は、地元紙長野日報でも記事として掲載していただきました。
見出しにある通り、まさに「人のつながりで集客」のお話をさせていただきましたが、単に「集客」という事だけで終わらず、良好な関係性を続けて行ってこそ「成果」と呼べると私は考えています。
「フェイスブックさえやれば!」とか「ソーシャルなら楽に集客できる」という事(勘違いも含む)だけで始めてもきっと途中で挫折してしまうでしょう。
ぜひ、取り組む前にソーシャルとの接し方や、本質的な運用について考えてみてくださいね。
実践とは、トライ&エラーの繰り返し
冒頭で奈良さんから
「実践していて、リアルなお話がキチンとできる方にお願いしたいんです。」と
お話を頂いた事を書きましたが、尾沢に講師を依頼してくださる方に共通する理由は
「地方で実践している」
「リアルな話を聞きたい」の2つ
そしてお悩みとしてよく聞くのは
「講師業の先生に伺う話は、勉強になりますし納得の行く内容なんですが、実際に現場へ落とし込めないんです」
という実際の運用方法に対するジレンマです。
そんなご希望にお応えできるよう、これからも私自身が日々トライ&エラーを繰り返して、事例を積み重ねていきたいと思っております。
余談ですが・・・
余談ではありますが、講座をご依頼いただく方には
「東京で◯◯万円のセミナー受けたんですけど、本に書いてある事ばかりで、最後には高額教材を勧められて・・・」という方もいらっしゃいました。
今回の講座で「都会のスマホと地方のスマホ、機種は同じでも全く違う」というお話もさせていただき
「目からウロコでした」
「全然意識してませんでした」
「思いもよらぬ発見!」と受講者の皆様からの感想が寄せられたのですが
実は、地方と都会で違うのは"ソーシャル"その物だったりもします。←怖い事実です
それが理解できれば、きっと「◯◯万円のセミナー」などで痛い思いをしなくて済みます。
皆さん、ソーシャルメディアは上手に活用してくださいね。
長野県中小企業振興センター認定の専門家として中小企業や個人店に対するネット活用のサポートを行なっております。