セミナーや講演会を主催するのって大変!?だけど・・・
尾沢は講師としてセミナーにお招き頂いておりますが、当然自分でもセミナーや講演会を主催する事もあります。
というか、一頃はもっぱら(?)セミナー主催やスタッフとして飛び回っていた時もあります。
「大変ですね~」と言われる事が多かったですが
「好きで動いている」状態だったので、苦痛はなかったですね(笑)
とは言え、講師に気持ちよくお話していただき、参加者も満足してお帰り頂く、主催者としても納得の行くセミナーを運営するとなれば、やることは山ほどあります。
しかし、ポイントを押さえることで、だんだん主催する事が楽しくなってきますので、この記事では私が経験してきな中で「コレ重要!」というポイントをいくつか書かせていただきます。
セミナー主催における「7つのポイント」
・◯◯さんが来てくれたら△△な時に役立つから、こんな表情で聞いてくれるはず!
一つ目のポイントは「参加者のメリット」と
対象として思い浮かぶ人が「どんな表情で聞いてくれるか」を妄想できるかどうか?です。
イキナリ「妄想かよ~w」と思われるかもしれませんが、参加者の満足なくして、セミナー・講演会の成功はありません。ぜひとも妄想に励んでください(笑)
間違っても「自分が儲かるからセミナー主催するぜ~ワイルドだろぉ~」というセミナーは開催しないでくださいね(爆)
・講師の十八番をばっちり「披露してもらう」
故:立川談志師匠で言えば「芝浜」
和田アキ子で言えば「あの鐘をならすのはあなた」
松田聖子なら「赤いスイトピー」
壇蜜なら「ハァハァさせちゃう」
志村けんなら「アイーン」です(笑)
講師の方に、壇上で気持ち良く、生き生きと「十八番」お話してもらうことは、
参加者満足度アップにもつながりますし、受講するべく人が集まってくれることで
対象もブレないセミナーになります。ブレない事は、集客の苦労も少なくなるというメリットもあります。
・余裕をもった運営スケジュール
ここで言うスケジュールは、セミナー当日のタイムスケジュールではありません。
企画~実行~本番~アフターケア までの全体の流れに余裕を持っておくと言うことですね。
3ヶ月前:企画決定~告知方法決定
2ヶ月前:告知開始
1ヶ月前:告知の強化(この段階で概ね埋まっているとスムーズです)
1週間前:実行計画確認(会場チェック、講師日程確認、集客状況など)
当日:本番
終了後:アフターケア
このくらいの余裕をもった計画で進められるとベストです。
しかし、規模や講師のスケジュールによって、
常に余裕をもったスケジュールでセミナーを開催して行ける訳ではありません。
まずは、小さなセミナー企画でテストしてみるのも良いでしょう。
※要注意:人気講師を依頼する場合は、3ヶ月前では遅いこともあります。
講師のスケジュールは早めに押さえましょう。
・信頼できるスタッフを集めよう。
大なり小なり、セミナーを開催するとなれば、一人で全てを進めていくことは難しいです。
企画に賛同してくれて、実際に受講してみたい!と熱くなってくれる親しい人を中心に、2~3人でも良いので、「お互いに信頼しあえる」スタッフで運営しましょう。
おそらく、このブログを読んでくださっている方は、行政や大きな団体が行う「動員ありき」のセミナー主催者ではないと思います。セミナー成功のために、是非ともスタッフは数より質で!
・スタッフのミーティングは「こまめに開催」
信頼しあえるスタッフが揃っても、それぞれにお仕事を持ちながらのセミナー開催となる場面は多いでしょう。実際スタッフになってくれるタイプの人は、仕事もバリバリこなしていて社内でも信頼が厚い=忙しい人だったりします。
となると、ミーティングと言っても、実際にスタッフ全員が顔を合わせる事も難しい場面もあるかもしれません。
そこは、現代の便利ツール、インターネットを使いましょう。フェイスブック、LINE、チャットワークそれぞれが持つ「グループ機能」を使って情報共有すれば便利です。
・主催者がお招きする講師の「一番ファン」である(注意事項もあり)
「一番のキモ」と言っても良いかもしれません。やっぱり主催者が講師の方のファンでなければ、セミナー主催に対する熱意がつたわらないでしょう。
講師の方が著者であれば、事前に著書を読みまくっておくのはモチロン、別の会場で行われる講師の方のセミナーにも参加しておくのも良いですね。事前に講師の方とコミュニケーションをとっておくという意味では講演を聴くのが一番でしょうから。
また「事前に講演を聴いておくことが重要」なのは、前半で書いた「十八番」を知り、さらにセミナーでの「盛り上げポイント」を体験しておく事で、主催者として自然にセミナーを盛り上げる事ができるというメリットもあるからなんです。
※注意事項
主催者が講師の一番のファンであることは重要なのですが、たまにある痛い事例で
主催者が、講師を好きすぎて「独り占めしてしまう」というパターンです。
気持ちも分からないではないですが、セミナーの主役は参加者の皆さんと講師の方です。
「たくさん話をしたい」「一つでも多く学びたい」という気持ちをグッと抑えて、
落ち着きのある、カッコイイ主催者として振舞ってください(*^^)v
(この気持を抑えるためにも、事前にセミナーを受講しておく事も有効なのです)
・「次の約束」をしよう。
凄く盛り上がって、無事にセミナーが終わったのであれば、きっと参加者からはこんな言葉がでるでしょう。
「また企画してくださいね!」
恋愛が成就する秘訣の一つに「別れ際に次のデートの約束をする」というのがあります。
「また企画してくださいね!」の言葉をいただけたなら、
その日が次のセミナー企画のスタート日。
次回のセミナーを応援してくれるスタッフさんと
出会える可能性が一番高いのは間違いなくセミナー当日です。
ぜひ「次の約束」をかわしてみてください。
そんな風にして、セミナー主催を繰り返して行くうちに、
アナタはきっと信頼される主催者になっていることでしょう。
良き講師、良き参加者に恵まれ、良き主催者になられる事を願っております(^_^)/