大型看板は見やすさも大切ですが、伝えるためのエンタメ化が必要です。
わたし尾沢は、フェイスブック活用やjimdoのホームページ制作などのセミナーや
個別コンサルティングの依頼は多いのですが、本質的な部分としてお伝えしているのは
「エンタメ化」の切り口での現場改革だったりします。
観光地看板のリニューアルも「エンタメ化」してお客様に価値を伝えます。
今、地方の観光地にある大型看板は、バブル期に勢いで設置され老朽化が進んでいるにもかかわらず、リニューアルの予算も取れぬまま「朽ち果てる寸前の状態」という物が多く見受けられます。
設置当初は、キャッチコピー、設置位置、サイズ、色、書体
そして「お客様にとっての価値」なんて物はさておき?
とにかく作ればお客様が来るからOK!みたいなノリで作られた看板が多いのではないでしょうか?
「費用対効果」なんて言葉は無かった時代なのかもしれません(爆)
せっかくの大型看板、お客様に喜ばれ、役立つアイテムとして再生させたい・・・
今回、お手伝いさせて頂いた看板の一部がコチラ、まずはビフォーをご覧ください。
きっと、どの看板も最盛期には、何もしなくても効果を発揮していたのかもしれません。
しかし今は…
観光客も激減して、老朽化しても撤去する訳にも行かず、思い切ったリニューアルもできず、
しかも、訪れた観光客の方にはマイナスの印象を与えて、負のスパイラルを加速させています。
こういう時こそ、ヒアリングを丁寧に。
とかく、地方のこういった状況を打破するのは、ぽっと出た「助成金」とか
コネで確保した市町村の予算とかだったりするのですが、今回は看板に関わる皆さま自ら実費負担もしていただく「本気モード」のリニューアルです。
決して大きな予算がある訳ではないのですが、丁寧なヒアリングを行い、訪れる観光客の皆さまにとっての「価値」は何なのか?を考え、その上で景観を損ねず目を引くデザインが求められます。
(ある意味、超難題ですねw)
そして、観光地の看板は生まれ変わりました。
観光地の看板は、複数の関係機関が絡んでいることも多く、それぞれの思いも尊重しなければなりません、今回もヒアリングや個別の打ち合わせは、実際のデザインよりも多くの時間をとりました。
そうして、なんとか夏休みに滑りこみセーフ!でリニューアルにこぎつけました。
そんな風にして、地元の皆さんと一緒に作った看板のビフォーアフターがコチラです。
どの看板も、設置して間もないですが、それぞれに役目を果たし
「目に付くようになった」「印象がガラッと変わったね」「分かりやすい」「行ってみたくなる」
とご感想もいただいているようです。
しかし、それだけでは、わたし尾沢が関わらせていただいた仕事としては結果とは言えません。
今回の事業が、この地を訪れる観光客の皆さまにとっても、この地の観光に関わる皆さまにとっても
楽しさ(エンタメ)を産む看板になるように、今後もフォローさせていただくつもりです。